| 前回は「だ液」の重要性についてお話しさせていただきました。 |
| 今回は 「だ液」と虫歯の関連性についてお話ししようと思います。 |
| ●「だ液」と虫歯の関連性について |
| だ液の性質のうち、虫歯と関わってくるのは『洗浄作用』『緩衝作用』 『再石灰化作用』です。 |
| これらの性質については、前回までに何回か説明 させていただきましたよね。 |
| 『洗浄作用』は、お口の中の汚れを洗い流す作用です。 |
| ホースでお庭の掃除をする場面を想像していただくと、やはり水を勢いよ く出して大量の水を使ったほうがきれいになりますよね。 |
| (水道代がかか ってしまいますが・・・) |
| また、庭の隅の方など、水の流れにくい場所は掃除しづらいと思います。 お口の中も同じように、粘りけの少ない、 |
| さらさらの「だ液」がたくさん 出てくれたほうが虫歯にもなりにくいのです。 |
| そして、「だ液」の流れの悪い部分は虫歯になりやすいのです。 |
| 下の前歯は最も虫歯になりにくい場所だといわれています。 |
| これは舌の裏側に「だ液」がよくたまること、舌が動いて「だ液」の流れ がよいおかげです。 |
| 反対に、上の前歯の、歯の間の部分は虫歯になりやすい場所です。 |
| 寝ている間は「だ液」の出る量がかなり減少します。 舌などのお口の動 きも少なくなります。 |
| 寝ている時に「ムニャムニャ」とお口は動いていますが、起きている時の 無意識の動きと比べると、格段に少ない動きなのです。 |
| 「虫歯は夜作られる」と言われる所以です。 |
| 『緩衝作用』は酸を弱める作用です。 この作用の強さも個人差がありま す。 |
| 「だ液」に含まれる「重炭酸塩」などの成分の量によって変わってき ます。 |
| 簡単に言うと、温泉の成分みたいなものです。 これは生まれつきのものです。 |
| 『再石灰化作用』は歯の表面の小さい傷を修復してくれる性質です。 |
| 歯はカルシウムとリン酸が主成分です。 特に歯の表面のエナメル質は99 %がこの成分です。
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| 「だ液」の中にもカルシウムとリン酸が溶けています。 (これをイオンと いいます。 カルシウムイオン、リン酸イオン)
歯の表面は、日常、 |
| 食べものの中の酸や虫歯菌の出す酸で溶かされます。 |
| 歯ブラシでも歯の表面には目に見えない小傷が付いているのです。 |
| このような傷が歯の表面にできたときに、「だ液」の中のリン酸イオンと カルシウムイオンが傷の部分にくっついて、埋めてくれるのです。 |
| ただこの修復能力は、ごく小さい傷にしか発揮されません。 |
| 穴が開いてしまった虫歯はいつまで待っても埋まりませんよ。(^_^)
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| 最近は、この『再石灰化作用』を向上させる目的のガムも発売されていま すよね。 |
| 例えば、テレビCMで聞いたことがあるかもしれませんが、グリコ のポスカムなどです。 |
| ちなみに、リン酸を化学記号で書くとPO、カルシウムはCaです。POすCaむ(ぽすかむ)ということなのでしょう・・・
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| キシリトールにも再石灰化を向上させる作用があるといわれています。 |
| ●『だ液検査』 |
| これまでお話ししたように、「だ液」の性質には個人差があり、この差 が虫歯になりやすさの「差」に少なからず影響を与えています。
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| 前に、お口の中の細菌検査についてお話ししましたが、「だ液」の性質 も比較的簡単に知ることができます。
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| 歯科医院で行っておりますので、お尋ねください。 御自分やお子さんの「虫歯になりやすさ」をかなり正確に知ることがで
きます。 |
| このことが、お子さんの「虫歯予防の意識」を高める手助けにな ると思います。 |
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■今回のポイントは・・・・・
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・だ液の作用と虫歯の関連 ・だ液検査について 以上今回の内容でした。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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